店内をフランス風インテリアに仕上げるコツ

フレンチスタイルと言えば、おしゃれの代名詞。店内をフランス風インテリアに仕上げて、小粋でおしゃれな店にしましょう! フランス風に仕上げるコツや、家具の選び方、欠かせない小物類など、インテリアコーディネートのノウハウをまとめてご紹介します。

フランス風インテリアとは その特徴について

フランスには、フレンチゴシックやロココスタイルなど、宮廷から生まれた伝統のインテリア様式があります。でもここで言うフランス風インテリアは、フレンチカントリーやシャンペトル(田園風)シャビー、フレンチカフェスタイルなど、伝統を踏まえて今に息づく、エスプリ溢れるインテリアのこと。それぞれのスタイルの特徴を知っておきましょう。

フレンチカントリー
これは、フランス風のカントリースタイル。素朴で重厚感のある木製家具や温かみのあるファブリック使いは、英米のカントリースタイルにも共通しますが、スモーキーパステルな色使い、フリルや透かしの装飾がついた家具など、エスプリの効いたアレンジが加わるのがフレンチカントリーの特徴です。

シャンペトルシャビー
数年前からパリで流行したインテリアスタイルが、シャンペトルシャビー。古い農家や田園生活をイメージしたインテリアです。シャビー(古びた)な家具や小物を、ニュートラルで柔らかくさびれたトーンにまとめる、穏やかで落ち着いた雰囲気です。

フレンチカフェスタイル
フレンチカフェスタイルは、パリの街角を彩るカフェのようなインテリアスタイル。ベントウッド(曲げ木)チェアをはじめとする、実用性の高い家具や小物を使いながらも、おしゃれにまとめるテクニックは、粋こだわるフランスならではのものです。

フランス風インテリア家具の選び方

蚤(のみ)の市が生活に根付いているフランスでは、ロココスタイルなど古い家具も気軽にインテリアに取り入れます。フランス風にインテリアを仕上げるときは、曲線的でクラシカルな椅子やチェスト、フリルがついたアンティーク調の家具を選ぶと、フランスらしい味わいが出ます。

塗装のはげたシャビーな家具も、味わいとして空間のアクセントに。壁掛けブラケットや照明にシャンデリアを使うのもよく見られる手法です。

フランス風インテリア活用したい小物たち

おしゃれなパリジャンは、アクセサリーや帽子を上手にアレンジして、洋服をコーディネートするのが得意です。インテリアでも、小物を上手に使ったコーディネートをしています。これがあると雰囲気が出せるという、インテリアアイテムをいくつかおぼえておきましょう。


フランス人は、室内に花や植物を飾るのが好き。生花だけでなくドライフラワー、ときには流木もインテリアのアクセントに使います。花の代わりに鳥の羽根を使うこともあります。

絵画
大小さまざまな絵画を壁が見えなくなるほど飾るのも、フランス風インテリアに良く見られるディスプレイ。色やデザインがまちまちな額を、組み合わせるセンスが抜群です。

かご
フランス風インテリアでは、籐(とう)を編んだかごや、ワイヤーバスケットなど、さまざまなかごを小物入れに使います。カントリースタイルでは、バスケットの代わりに木箱やバケツも活躍します。

花瓶
花瓶は花を飾るだけの容器ではなく、それ自体をオブジェとして飾ることもしばしば。テラコッタや陶製、青銅器など、質感の違うものも組み合わせて飾ります。

額縁
額縁も、絵を飾るだけでなくそれ自体をオブジェのように飾ります。シャビーな額を床置きすると、雰囲気のあるコーナーに。

鳥かご、天秤測り、地球儀など
アンティークの鳥かごや天秤測り、地球儀などは、ヨーロッパ絵画によく描かれる道具です。これらは、文化的な意味を持つメタファー(暗喩)アイテムとして使われます。

トルソ
お針子さんが洋裁で使うようなトルソ(人体ボディ)も、雰囲気の出るインテリアアイテムです。帽子やコートをかけてディスプレイするテクニックもよく見られます。

フランス風インテリアの神髄は、個性が光る自分だけのスタイルがある空間を演出することです。そのための家具や小物選びは妥協せず、こだわりを持って選んでみてくださいね。

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